Q1 お墓の承継、どうしましょう?

旧来からの家制度に基づく「家墓」は、家長となる「長男」による承継が基本となっていました。しかしながら、少子化が進行して未婚率も増加している現代においては、必ずしもどの家にも男子の承継者がいるわけではありません。制度的な「家」にこだわってそれを守ろうとするのであれば、積極的に「養子縁組」を考えていく必要があるのかもしれません。

ご長男がいらっしゃる場合であっても、その方が家のお墓から遠く離れた地域にお住まいのこともあります。そうした場合には、他のご兄弟がお墓を護られるというケースもありますし、結婚してその家を離れられた方が墓守りをされているということもあります。

どなたかがお墓参りをされている限りは、家のお墓を大事にしていただきたいと思います。けれども、いつかはお参りする方のいなくなるお墓は、そのままでは「無縁墓(放置墓)」になってしまうので、ご縁の方々で何らかの対処を話し合っておく必要があります。

お墓や仏事について、何でも気軽に相談できるお寺とお付き合いしておくことは、とても大切です。共にお参りをしながら、共にお墓をお護りしていけるお寺と、よりよい信頼関係を築いていくことをお勧めします。

よろしければ【 慶集寺ご縁の会 】にご入会ください。慶集寺が、お墓や仏事についての適切なアドバイスとサポートをさせていただきます。

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