石黒健治先生との出会いは1990年のことでした。
富山の実家を離れて、東京で学生をしていた頃でした。当時石黒氏は写真専門学校の講師をしていて、その生徒だった友人の本多元氏の紹介で、私は先生と知り合いました。
そして、私たちは一緒にニューヨーク経由ジャマイカの旅をしました。
悩める青年だった二十歳の頃の私に「君はインドに行きなさい。きっと、いいお坊さんになる」と言って、進路を助言して下さった方です。
そして私はその一年後、師の言葉に導かれるようにして、インドへいきました。そして今、寺の住職になっています。
石黒健治先生は、私の「メンター」と言ってもいい方です。
私たちの旅はまだ続いているようです。(写真撮影・本多元)