2018年は、東岩瀬町の地に慶集寺が創建されて、ちょうど三百周年になる年でした。
この寺史の節目を機会として、2016年よりさまざまな記念事業に取り組んでまいりましたが、岩瀬大町通り・琳空館の改修 → 木像御本尊の修復 → 境内墓地の整備 → 旧本堂の解体 → 新御堂の建設 → 琳空館と新御堂の内陣への御遷仏 → 浜黒崎共同寺墓の建設 という過程を経て、2019年にひとまずの事業会計を締めることができました。
子や孫やその先の時代にまでつながる「持続可能なお寺」であるために、いまやっておかなければいけないことは何かを熟慮して、ご縁の方々とともに力を合わせて取り組んできた、当代慶集寺の「寺院再生事業」です。
2016年から2019年までの慶集寺の変遷を、4年間に渡って写真家・石黒健治氏に撮影していただきました。そしてそれらの写真を編集して、4つのパートからなるフォトスライド作品を制作し、インターネット上に公開いたしました。
題して、慶集寺創建三百周年記念写真集『慶集寺再生』。
序章は、平成28年に執行された、御本尊を旧本堂から修復作業にお遷しするための儀式の模様「夜明け前」
第一章は、平成29年の岩瀬曳山車祭や、東岩瀬町のさまざまな景色を編集した「東岩瀬イノチェンツェ」
第二章は、平成30年の雪景色と、事業に関わるさまざまなご縁の方々との交流の光景を編集した「玄冬に期す」
第三章は、平成31年から令和元年への移り変わりとともに、新たな姿を現す慶集寺の記録を編集した「大願の船出」
これまでの事業に関しては、上記の各章にまとめることができましたが、最終章として制作を予定している「結章・さとりの樹を植えよう」は、未だ計画段階の状態です。これからの寺院活動を展開していくことで、ご縁の方々とともに、創建三百周年記念写真集『慶集寺再生』を完成させたいと、念願しております。
ご参加・ご支援・ご協力を、何卒宜しくお願いいたします。