③ 慶集寺ご縁の会の意図と目的

家族とは、婚姻関係や親子関係や、兄弟姉妹関係で結ばれた「人と人とのつながり」によって成立するものです。

人と人とのつながりは、家族や親類に限られることではありません。誰もがかならず、何らかの人とのつながりのなかで、生きているものでしょう。

つながりに、生かされているものでしょう。

一度きりの人生で出会ったかけがえのない「ご縁」の有り難さを、今一度再認識する機会を持つことは、どんなひとにとっても大切なことです。

人と人とのつながりを、そしてまた人と寺とのつながりを、再認識しようとする呼びかけが「慶集寺ご縁の会」設立の意図と目的になります。 

当会では、一名様「個人」としてのご入会をお願いしております。そしてまたご入会いただく際には、「縁者」として1名様以上の方(配偶者・親・子・兄弟・親類・友人・後見人・等)を、当会までお知らせいただきます。

当会にご入会いただく方々においては、必ずしも「浄土真宗本願寺派の門徒」であることに限定されませんが、慶集寺が宗派所属の寺院であることをご理解いただき、その教えや作法を尊重していただきます。

また、過去の宗教・宗派を問うことはありませんが、現在においては他宗教・他宗派・他寺院との所属関係が無いことを、入会の条件とさせていただきます。

わかりやすく言うなら、昨今でいわれるところの「終活」についてのご相談をお受けして、ご葬儀やご遺骨に関する「エンディングサポート」をさせていただくのが、『慶集寺ご縁の会』の実務となります。

日本の社会において「葬式仏教」といわれて久しい状況が続いていることは、認めざるを得ない現実としてあります。

慣習として今もある仏事の執り行いが、仏教寺院の主な社会的役割となっていることは、受け入れざるを得ない事実です。

けれどもそれが現代の伝統仏教寺院に求められる役割としてあるのなら、誠心誠意、その役割を勤めるべきだと思っています。

これからどんな社会になっていくとしても、本当に安心していただける仏事の執り行いをすることで、それをご縁として浄土真宗の教えを伝えていけるはずだと、信じています。

現代社会の必要性に応えるための窓口として、寺族と門信徒の協力関係のもとに『慶集寺ご縁の会』は運営され、エンディングサポートのネットワークを広げています。